オリックスが逆転勝ちした前夜から、7人の打順やポジションを変更しながら、13年ぶりの開幕連勝を飾った。

勝利した3月31日の開幕戦から打線で変わらなかったのは、1番遊撃の野口智哉内野手(23)と5番の森友哉捕手(27)のみ。若月健矢捕手(27)は、シーズンで自身初の8番指名打者で先発した。

この日は4月1日。若月自身も「エープリルフールかなと思って。そんなわけないやろと、ちょっと思ったんですけど」と話す驚きの起用。「(中嶋監督からは)行っちゃっていいのかな~、行くか、っていう感じで」と振り返った。

期待に応えて、2回の第1打席に内野安打で出塁するなど4打数2安打。森がベンチに下がった8回以降は本職の捕手に回った。8回1死二塁では、西武平沼のファウルゾーンへの打球をスライディングキャッチするなど、攻守で奮闘した。

中嶋監督は「最後ゲッツーがだめだな」と、最終打席の結果に厳しかったが「調子もいいですし、どういう使い方でもできるとは思ってた」と攻撃の幅が広がる起用となった。

昨季はシーズン143試合で141通りのオーダーを組み、リーグ連覇を達成。「ナカジマジック」は健在のようだ。

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