巨人が追い上げ弾も空砲に終わり、同一カード3連敗を喫し5連敗に沈んだ。

3点を追う9回1死から、5番中田翔が左翼席上段へ7試合ぶりの3号ソロも、逆襲を仕掛けるには遅かった。原監督は「追加点も含めてね、流れがやっぱり良くないですね。ちょっと絡みが悪いというかね。ピッチャーにもだいぶプレッシャーかかるよね」と打線のつながりに頭を悩ませた。

負けた5試合は計7得点で平均1・4点にとどまった。一方で安打は計40本と、ヒットが出てはいるだけに「それぞれ力はある選手たちですから。もう少し打線が絡んでくるといいと思います」。前日の第4打席まで17打席無安打でブレーキがかかっていた3番丸を、今季初めてスタメンから外した。打率4割を超える岡本和に、いまだ打点がつかない珍現象解消に動いたが、得点はオコエと中田翔のソロ2本。5試合の得点圏打率は26打数2安打で0割7分7厘と、得点圏であと1本が出てこない。

大久保打撃チーフコーチも「安打が出てるということは、いつか必ずつながるってこと」と信じて受け止める。11日からは阪神3連戦。今季初の「伝統の一戦」で負の連鎖を食い止める。【栗田成芳】

▽巨人中田翔(3点を追う9回1死、広島栗林から左翼席上段への3号ソロ)「3連敗は素直に悔しい。なんとか勝ち切りたかったですけど、切り替えてやっていくしかない

▽巨人赤星(4回に2被弾など、4回6安打4失点で今季初白星はならず)「長打を警戒しなくてはいけない状況で、低めへ投げ切れなかった。もっと相手の体を起こしたりとかそういうボールを使っていきたい」

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