新潟アルビレックス・ベースボール・クラブは福島レッドホープスに6-1で勝ち、2連勝。勝敗も2勝2敗の5分に戻した。

先発のルーキー鈴木颯人投手(22=創価大)が6回を被安打4の1失点で初白星を挙げた。持ち前のスライダーとフォークがさえ、4回の3者連続空振り三振を含め、7三振を奪った。橋上秀樹監督(57)は「ホーム開幕戦(9日信濃戦、4-9)を任せた投手。キャンプで評価した投球に近いものだった」と言った。

歯を食いしばりながらの力投で試合の主導権も明け渡さなかった。2-0の6回には1点を失ったが、序盤のピンチは防いだ。2回は1死三塁、3回には2死一、二塁と得点圏に走者を背負っても鈴木は動じなかった。「得点圏に走者がいる時は甘く入る直球を投げない。変化球は置きにいかないことを意識した」。狙い通りの制球力で貴重な勝利をもぎ取った。