東大は、早大に2連敗を喫し、勝ち点を落とした。

先発の松岡由機投手(4年=駒場東邦)は、直球とカットボールを軸に安定した投球で、4回まで早大打線を無安打に抑えた。「序盤は、直球も変化球も狙ったところにテンポよく投げることができたので、そこはよかった」と振り返った。

しかし終盤に入り「集中力とスタミナが切れてしまった」と7回に早大打線につかまった。連打を許し、6回1/3を投げて104球、被安打6の7失点(自責5)で降板。昨年までは中継ぎだったが、今年は先発を任される。「先発は試合をつくる立場。今までは球速にこだわっていたけど、強く投げるボールをいかにコントロールするかを考えている」とシフトチェンジして臨んでいる。

初回に無安打で1点を先制したが、その後は追加点を奪えず。病気療養中の井手峻監督(79)に代わって指揮をとる助監督の大久保裕監督代行(65)は「松岡が頑張ってくれた。5回までに、チャンスを何とかものにしたかった。打線の方が、もう少し頑張らないといけない」と話した。