ドラフト5位ルーキーの日本ハム奈良間大己内野手(22)が、ロッテ戦でプロ初安打、初本塁打を放った。

3回無死、ロッテ小島の2球目の高め直球を引っ張り、左翼のブルペンに放り込んだ。1軍公式戦の出場5試合目で飛び出した安打は本拠地での豪快な先制アーチとなった。

奈良間は沖縄・名護キャンプは1軍のまま終えたが、今季開幕は2軍スタートだった。2軍戦では12試合に出場し、15安打、4打点、打率3割8分5厘と着実に結果を残し、11日に1軍登録された。昇格後は途中出場が多かったこともあり、打席に立つ機会は限られたが、「緊張感が違う。経験、場数が必要」と2軍との違いを実感していた。ギャップは感じていたものの、持ち前の泥臭さで積み上げてきた力が本塁打という最高の結果に結び付いた。

先発はルーキー右腕の金村尚真投手(22)。金村とは名護キャンプで行動をともにし、朝起きるのが苦手な金村に「モーニングコール」をかけるなど、苦楽をともにした仲だ。記念すべき本塁打は金村への援護点になった。奈良間は本塁打を打った直後、「金村が投げていて、早く援護してあげたかったので、打てて良かった」とコメントした。【石井翔太】

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