立命大が逆転勝利で開幕4連勝とし、勝ち点を獲得した。

先発した谷脇弘起投手(4年=那賀)が、3回までに京大に2点先行を許す苦しい展開となったが、4回裏に流れを変えた。

先頭の表悠斗内野手(4年=明豊)がこの試合チーム初安打となる二塁打を放つと、続く竹内翔汰外野手(3年=創志学園)が四球で好機拡大。無死一、二塁で打席に入ったのは、西村唯人内野手(4年=高知)。昨秋にベストナインに選出された左打者は「(京大投手の)水江には前回対戦でも投げられていて、一発で仕留めようと思った」という初球のインコースへのカットボールを捉え、右翼席に運ぶ逆転3ラン。後藤昇監督(62)も「さすが4番」とたたえた一撃で試合を決めた。

高知高の後輩には、阪神の森木大智投手(20)がいる。大学1年の帰省時には、当時高2だった森木と対決。「抑えられました」と苦笑いするが、今は「頑張って追い付きたい」とプロでプレーする後輩を目標とする。

今年が硬式野球部創部100周年となる立命大。19年春以来のリーグ制覇に向け、主砲がリーグ初本塁打で状態の良さを示した。