ロッテが3連勝で単独首位に立った。先発の種市篤暉投手(24)は制球に苦しみながらも、5回4安打3四球無失点で踏ん張り、2勝目。

打線は、2本の犠飛に平沢大河内野手(25)が適時打。佐藤都志也捕手(25)の1号3ランも飛び出し、10安打6得点だった。開幕カードで3タテを食らったソフトバンクに、お返しとばかり3タテを食らわした。

前日に西武と並ぶ首位タイとしていたが、西武はこの日敗れた。ロッテの単独首位は、21年10月24日以来だ。

546日ぶりの位置に立っても、吉井理人監督(58)は「関係ないです。昨日も言いましたけど、毎日全力で頑張るだけです」と素っ気なかった。ただ、その裏で長いシーズンを見据えたマネジメントを行っていた。

この3連戦は、試合前の練習は全体ではなく個人練習とした。「体力温存。試合のための準備なので。みんなでやると、逆にそれをやらなくちゃとなって、あまり試合の準備になっていないかなと思った」と意図を説明した。

貴重な3ランを放った佐藤都は「キャッチャーは練習が終わってミーティングして、時間がない。(個人練習だと)適度に自分の時間を使える。余裕を持って出来る。そういう意味ではやりやすかったかなと思います」と振り返った。

福浦ヘッド兼打撃コーチは「ボビー(バレンタイン監督)の時もあったかなあ。自分たちで考えて。今後もやります」と話した。

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