頼もしい左のセットアッパーが戻ってきた。左肩痛で出遅れていた21年最優秀中継ぎ投手の日本ハム堀瑞輝(24)が今季初昇格で即登板。9回に5番手でマウンドに上がり、この日2本塁打だった森を一ゴロ、さらに杉本を3球三振と、1イニングを3者凡退に抑えた。

昨季から左肩に痛みを抱えており、オフはノースローで調整。「キャンプインして、自主トレの時より投げられなくなっていた。去年はチームにすごく迷惑をかけたので(1軍に)戻るなら、ちゃんと戻してからと思っていた」。開幕2軍スタートも焦ることなく、想定していた5月より少し早い復帰になった。

この日の最速は143キロ止まりも「球速が戻っていないので、まだ納得はいかないけど、しっかり打者と勝負は出来ている」と、完全復活への手応えは十分。「思ったより緊張はなかった。本当に楽しかった。次はちょっと緊張感を持って行きたい」と、次回登板を見据えた。

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