オリックスが先発全員マルチ安打と打ちまくり、今季最多22安打、今季最多タイ9得点で快勝した。先発全員がマルチ安打をマークしたのは、近鉄が04年7月24日西武戦(西武ドーム)で記録して以来19年ぶり。中嶋聡監督(54)も「今日“は”よくやりました。雑にならずに、ちゃんと最後まで攻撃できたと思いますけどね」と爆発した打線をねぎらった。

1点を追う2回表の攻撃。1死から小田、若月、茶野が連続安打を放ちまずは同点に。宗は二直に打ち取られるも、なおも2死一、三塁で中川圭が左翼へ3点本塁打を放って勝ち越した。

さらに森と頓宮が右前打で続いて2死一、二塁と再びチャンスをつくると、ゴンザレスが右翼への適時二塁打。最後にこの回2度目の打席となった紅林が左翼への適時打を放った。

2回2回までに先発全員が安打をマーク。その後も止まらず茶野、頓宮、小田の3人が猛打賞。この日はリーグトップ8本塁打の杉本裕太郎外野手(32)が前日2日に負傷交代した影響で不在だったが、打線が毎回安打と爆発しカバーした。

それでも指揮官は引き締めることを忘れず。「走塁だとか、いろんなものには注文がありますけどね。積極的に先へ進むという点では、ちょっと違うかなと思いますし。打球判断とかでも、うん。良くはなかったですよね」と課題を挙げた。

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