サイ・ヤング賞投手が、ハマスタを舞台にファンを魅了した。DeNAトレバー・バウアー投手(32)が、広島5回戦で1軍デビュー。

同球場最多動員となる3万3202人が集まる中、7回を投げ、7安打1失点、毎回の9奪三振で来日初勝利を飾った。マウンドでは投球で、お立ち台では日本の俗語を披露。「バウアー劇場」で喜ばせ、最高の勝利を届けた。

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バウアーは「今日はやるような条件の三振がなかった」と「SWORDセレブレーション」(刀ポーズ)は1度も行わなかった。三振を奪った直後に刀をさやに納めるポーズで、ビジョン演出も予定された中、1日に山崎が自身のツイッターで球団の演出を疑問視する思いをツイート。この日、球団と山崎との話し合いで誤解が解け、一連の騒動は収まった。9回に登板し、9セーブ目を挙げた山崎は「球団と話し合いをした上でおわびもさせていただいて、バウアー投手とも話をして、今日はウイニングボールを渡せて良かったです」と話した。