DeNAトレバー・バウアー投手が、巨人から日本野球の洗礼を浴びた。来日2度目の先発で6回11安打7失点でKO。来日初黒星を喫した。

1点を先制した直後の2回に岡本和に同点ソロ。なおも2死二塁から門脇の適時内野安打で勝ち越し点を奪われた。6回には大城卓、門脇の2ランで試合を決められ「良かったとは言えない結果」と敗戦を受け止めた。

「投げる科学者」と称される右腕は「球種選択のミス、ボールの精度、巨人のゲームプランが勝った」とKOの原因を3つ挙げた。11安打中、8安打が左打者で、2ランを含む3安打の大城卓、同じく2ランを含む3安打の門脇ともに痛打されたのは変化球。「(2人に)真っすぐを2、3球しか投げてないですし、そういった意味でも球種の選択ミス」と唇をかんだ。

サイ・ヤング賞投手でも、未知なる打者との対戦に戸惑った。この日は頼みの変化球が高く、2盗塁と足で攻められたのも敗因の1つだが、データ不足も痛感した。「米国ではどこを攻めればいいというのが自分の中であったけど、日本人選手に対しても、もっと知って、学ばなければいけないです」と真摯(しんし)に話した。【久保賢吾】

▽DeNA南場オーナー(バウアーについて)「本日、打たれてしまったことは残念ですが、彼の持ち味を存分に生かして、チームへ大いに貢献してくれることを信じています」

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