新潟アルビレックスBCの4連勝はならなかった。シーソーゲームの末、栃木ゴールデンブレーブスに3-6で敗れた。ご当地の三条市出身、9番栗山謙二塁手(25)が1-2の4回1死満塁から一時勝ち越しとなる2点二塁打を右翼線に放ち、連続試合安打を7に伸ばした。

4打数1安打2打点で、打点も3試合連続でマークとなったが、「地元だったし勝ちたかった」と敗戦を悔やんだ。4回の逆転打より「流れが変わってしまった」と6回1死一、二塁での併殺打を反省した。ただ、それも好調の裏返し。打順は下位だが勝負強い。バットを短く持って右狙いに徹し、追い込まれても粘ってつなぐ。

昨秋、同じ三条市出身の阪神・渡辺雄大投手(31)と合同練習をした。「長打狙いより、しつこく当てる打者が嫌」とヒントをもらった。入団2年目の今季、それを実践。「チームのために何ができるか」。地元で成長ぶりを披露し、今後も結果を追い続ける。【斎藤慎一郎】