中日が今季3度目の4連敗を喫した。この日の2失策を加え、両リーグ最速でチーム失策が「30」に到達。立浪和義監督(53)も「全般的に阪神と同じようなヒット数で、2死から打線つながったか、つながってないか。ミスがあったわけで、そこの差が勝ち負けにつながった」と、抜け出せない連敗に肩を落とした。

この日は、ドラフト7位福永裕基内野手(26)を「2番三塁」、石川昂弥内野手(21)を「一塁」に初起用するなど、打順、守備位置をシャッフルしたオーダー。6回無死一塁では佐藤輝の盗塁を封じたタイミングだったが、球をこぼしセーフにした(記録は盗塁死と二塁の失策)。その後、先発涌井が木浪の中犠飛を許し、3点目を献上した。

8回には失点には絡まなかったが、石川昂も一ゴロの送球ミスで失策を記録。リーグ2位の8失策目をカウントした。指揮官は「将来的には石川昂は三塁だが、今はそんなに動きが俊敏ではない」と、臨時措置を強調。止まらない失策に「今日のはつまらないミス。若い選手が出てるどうこうの問題ではない。しっかりやっていかないといけない」と続けた。

広いバンテリンドームを本拠地にすることで「守り勝つ野球」を掲げてきたが失策は7試合連続で30個の大台に。深いトンネルの出口がなかなか見えない。