DeNAが、今季リーグ最長4時間53分の熱戦でヤクルトと引き分けた。

同点の9回から3イニング連続で満塁の大ピンチ。9回は2死満塁を山崎、延長10回は1死満塁を三嶋、延長11回は1死満塁を上茶谷が脱した。野手全員を使い切る総力戦の中での引き分けに、三浦監督は「本当に集中して、最後の最後まで全員が準備して、やってくれた」と評価した。

随所に守備での好プレーが光った。9回2死一、二塁では抜ければ失点だったゴロを遊撃の柴田が飛びつき、内野安打でストップ。延長10回1死満塁では、左翼と内野の間に上がった飛球を左翼の関根がランニングキャッチし、三塁走者の山田の本塁生還を阻止した。三浦監督は「いっぱいありすぎてね。よく守ってくれたと思います」と絶賛した。

打線では7番桑原の3安打を起点とし、下位打線から3点を奪った。2回は三塁打から、今永の適時打で生還。4回は二塁打から柴田の適時打、7回は二塁打から代打楠本の適時打で同点のホームを踏んだ。三浦監督は「しっかり出塁して、その後のバッターがかえしてくれたし、一丸となってやってくれた」と全員野球をたたえた。【久保賢吾】

▽DeNA今永(2回に自ら先制打を放つも、7回3失点で勝敗つかず)「初回から飛ばしていき、いけるイニングまで行こうと思って、マウンドに上がった」

▽DeNA柴田(途中出場で適時打&好守を連発) いつでもいける準備はできていますし、やることは変わらないです。

▽DeNA楠本(7回に代打で同点適時打) 絶対に事を起こそうと思って、打席に向かった。一発で仕留めることができて、良かったです。

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