巨人が阪神との「伝統の一戦」で屈辱の同一カード3連敗を喫し、借金生活へ再突入した。

抜てきした若手は存在感を示した。この日初昇格したドラフト2位の萩尾は「7番中堅」でプロ初出場初スタメンに置くと、3打席目の3点を追う8回先頭、左前打でプロ初安打を放った。

先発の育成ルーキー松井は、4回にミエセスに先制ソロを浴びるも、5回5安打1失点と粘投。さらに打っても3回2死、パーフェクト投球に抑えられていた阪神才木の151キロ直球にバットをうまく合わせて左前打。投手ながらチーム初安打でプロ初安打を記録した。8番の門脇と2番手の田中千と合わせて4人のルーキーが出場した。

さらに20歳で3番を務める秋広も1点を追う7回先頭、阪神才木の内角スライダーをすくい上げ、右翼ポール際へ運ぶ一時同点の4号ソロ。甲子園初アーチをかけ「ピッチャーが頑張っていたので、なんとか援護したかった」と振り返った。

メガゴジラの1発で追いついたが、7回にノイジーと大山の適時打で3点を献上。そのまま逃げ切られて、同一カード3連敗、甲子園では4連敗となった。借金1で19日以来、9日ぶりの借金生活へ再突入となった。

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