春季リーグの全日程が終わり、最優秀防御率は法大・篠木健太郎投手(3年=木更津総合)が初めて獲得した。

最速157キロ右腕の篠木は、防御率0・68。7試合に登板して53回を投げて4失点、3勝2敗だった。「素直にうれしいです。今まで、納得するシーズンは1つもなかったけど、今までで1番いいシーズンを送れました」と話した。

ロッテ小島(早大)や中日・柳(明大)ら、プロで活躍する先輩たちも獲得した、最優秀防御率のタイトル。「正直、自分なんかが名誉ある賞をいただけて、うれしい。自分も肩を並べたので、これから超えられるような投手になりたいです」と笑顔を見せた。

今春の防御率の要因を「四死球が減ったこと」と分析する。主力として投げ始めた2年春は26、昨秋は21だったが、今春は17に減った。「調子が悪い中でも、まとめられることができたことが、防御率につながったと思う」。

秋は、チームの優勝が目標。「自分が0に抑えれば負けることはないので、秋は優勝だけを目指したい」と力強かった。