広島がオリックス相手の連敗を13で止め、23年交流戦初勝利を飾った。

オリックス戦の勝利は17年6月15日以来、実に6年ぶり。同一カード14連敗となれば50~51年大洋戦、66~67年阪神戦以来、球団3度目のワースト記録だった。

先発の九里亜蓮投手(31)が7回3安打1失点の粘投で今季4勝目(2敗)。打線は両チーム無得点で迎えた7回表1死一、二塁、3番秋山翔吾外野手(35)が決勝3ランを右翼席に運んだ。

試合後、新井貴浩監督(46)は6年ぶりのオリックス戦勝利に「チームにとっても大きいですし、今日も平日なのにたくさんファンの方がスタンドに来てくれた。勝ちを届けることができて良かった」と笑顔。

自身は18年限りで現役引退。「自分が引退してからもずっと勝っていなかったんでしょ? そんなの私、知らないから。私(監督)1年目ですし、そんなこと全然知らないですし、全然関係ないから」と冗談めかしながら、負のデータとの別れを強調した。

 

▽広島秋山(7回1死一、二塁で決勝右越え3ラン。チームは昨季まで3季連続で交流戦最下位も)「分が悪い、鬼門だと言われているけど、それは前年までの話だろうと思って僕はやっている。目の前の試合に勝つことだけ。足元を見つめながらやりたい」

▽広島九里(7回3安打1失点で今季4勝目)「先に点を与えないように考えてマウンドに上がっていました。最後の回に点を取られてしまった。ああいうところでしっかりと抑えられるようにやらないと」