首位阪神の連勝が、ついに「9」でストップした。勝てば球団新記録となる月間20勝だったが、達成することはできなかった。

打線が沈黙した。前日の初回に三塁打で先制機をつくった近本が、この日も初回に二塁打でチャンスメークしたが、得点につなげられず。1年8カ月ぶりに先発した西武本田に4回無失点に封じられ、リリーフ陣相手にも再三のチャンスをつくりながら、攻略することができなかった。

2試合連続でスタメン出場した高卒2年目の前川右京外野手(20)は、3打席連続の空振り三振と苦戦。プロ初ヒットはまたしてもお預けとなった。

先発した西勇輝投手(32)は、鬼門を突破できなかった。初回2死三塁から4番渡部に外角低めのフォークを拾われ、中前への適時打で先制点を献上。4回には先頭栗山に右翼ポール際への1発を被弾した。7回途中4失点(自責3)で先発の役割を全う。しかし、オリックス時代から含めて西武の本拠地での先発時は5戦目で勝ちなしの4連敗となり、プロ通算100敗目を喫した。

▼通算100敗=西勇輝(阪神) 31日の西武2回戦(ベルーナドーム)で今季4敗目を喫して記録。プロ野球122人目。初黒星はオリックス時代の11年5月15日の日本ハム8回戦(函館)。