ソフトバンク和田毅投手(42)がアクシデントに見舞われた。

2回先頭で迎えた広島の4番マクブルームのライナー性の打球が左手の平に直撃。素早く拾い、一塁へと送球するも間に合わず。苦悶(くもん)の表情を浮かべ、治療で1度ベンチに下がった。数分後、マウンドに戻り、3球ほど投球練習を行ったが続投を断念。「いけるにはいけたけど、ボールが高めに浮いていた」と大事を取って、わずか15球で無念の降板となった。

交流戦通算26勝は歴代2位タイで、同1位ヤクルト石川とは1勝差。トップに並ぶ可能性もあったが次回への持ち越しとなった。

同無死一塁から緊急登板の板東湧梧投手(27)は2死満塁のピンチを招くも、この回を無失点。3回を2安打無失点ときっちり試合をつくった。和田は「板東には感謝しかないです」と語った。

試合後、藤本博史監督(59)は「大丈夫です」とベテラン左腕の無事を強調し、「CT(検査を)とって、ただの打撲だったみたいです」と説明した。