中日高橋宏斗投手(20)がオリックス宮城との投げ合いで7回無失点に抑えたが、4月6日以来の2勝目には届かなかった。

118球を投げて5安打、自己最多13奪三振も打線の援護がなく7回で降板した。勝利に見放された右腕は「宮城さんに乗せられる形でいいピッチングができたと思います」とする一方で「宮城さんに投げ負けたという気持ちが強いです」と反省した。

1歳上の左腕との緊迫した投手戦。0-0の7回1死から3連打で迎えた満塁のピンチも気迫で乗り越えた。8番紅林に3-1とするが156キロでストライクを奪い、スプリットで空振り三振に仕留めた。続く宮城にもフルカントまで粘られたが、155キロで空振り三振。この試合13個目の三振で危機を脱した。

しかし、打線は宮城攻略の糸口が見つからない。7回も簡単に3人で攻撃を終えると8回からは祖父江がマウンドに上がり、森の3ランを浴びた。この試合まで先発7戦連続打線が1得点以下での6連敗中。この試合も打線の援護に恵まれなかったが「先に宮城さんより先にマウンドを降りたことは先発投手の役割を果たせなかったということ。球数であったり、リズムは宮城さんが上回っていた。勉強になりました」と自身の力不足を強調した。

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