DeNA山崎康晃投手が、今季13セーブ目を挙げ、本拠地横浜スタジアムでの通算100セーブを達成した。

1点リードの9回から登板。3者凡退に封じ、史上5人目の同一球場での100セーブを成し遂げた。「1つ1つ積み重ねた結果。僕だけの力ではないですし、チームメート、関係者のみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです」とかみしめた。

2年前に亡くなった母ベリアさんにメモリアルセーブをささげた。15年3月31日の広島戦(横浜)、母もスタンドから見守る中でプロ初セーブを記録。その8年後、母も大好きだったハマスタでまた新たな勲章を手にした。「お母さんもずっと見守ってくれてると思いますし、またいい報告ができるので楽しみです」と母を思った。

周囲の支えと並々ならぬ闘争心でセーブを積み重ねる。「(エンゼルス)大谷翔平くんみたいなすごいボールがあるわけでもないですけど、仲間の思いとか、絶対に負けたくないという思いは持ち続けて」。記念のボールは、空から見守る母にプレゼントする。「しっかり手を合わせて、これからも見守ってもらえるように一緒に頑張っていきたいです」。【久保賢吾】

◆同一球場での100セーブ 山崎(DeNA)が5人目。他はバンテリンドームで193セーブの岩瀬(中日)、神宮で118セーブの高津(ヤクルト)、甲子園で114セーブの藤川(阪神)、ZOZOマリンで101セーブの益田(ロッテ)がいる。

▽DeNA三浦監督(山崎の横浜スタジアムでの通算100セーブに)「ホームの大声援の中で達成できて、非常に盛り上がったし、良かったと思います」

○…DeNAが「マシンガン打線」をほうふつとさせる集中打で逆転勝ちした。4点を追いかける8回、代打楠本の同点打、戸柱の決勝打など5長短打と相手の失策も絡め一挙5点。日本一に輝いた98年の復刻ユニホームを着用する中、チームは3連勝で首位阪神を5差で追走する。三浦監督は「パワーをもらってます」と験の良さを感じた。

▽DeNA楠本(8回に代打で同点打)「球場全体がイケイケムードだったので、『打てる』という感じで打席に立たせてもらった」

▽DeNA戸柱(8回に決勝の適時内野安打を放ち、お立ち台で冗談交じりに)「ちょっと足が速くなったのかなと自分でも思った」

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