広島が6年ぶりの交流戦4連勝で貯金を今季最多4とし、ソフトバンクなどと並んで同戦首位をキープした。

左肘の炎症で5月17日に出場選手登録を抹消された床田寛樹投手(28)が、復帰2試合目で今季最長8回を投げ、1失点と好投。パ・リーグ最多6勝を挙げていた相手先発のロッテ西野勇士投手(32)に投げ勝ち、新井貴浩監督(46)は「今日も素晴らしいピッチングだったと思います」と絶賛した。

4回、先頭・藤岡裕大内野手(29)の打球が一塁ベースに当たって二塁打になり、そこから1点を失った。投手にとっては不運となったが、崩れなかった。6回1死一塁では中村奨吾内野手(31)の投手返しの打球を好捕し、スタートを切っていた一塁走者の動きを冷静に確認して一塁に送球してアウトに。1点リードを守り抜いた。8回1死からこの日初めての四球を出したが、代打の佐藤都志也捕手(25)を二塁ゴロに仕留め、池田来翔内野手(23)は空振り三振に打ち取った。

力投を見守った新井監督は「8回を見て、どうかなと判断しようと思っていた。球数だけじゃなしに、投げてるボールであったり、8回もね。気持ちが入って腕を振っていたので、あそこで代えようと。8回、マックスでしょう。147(キロ)かな。球数だけじゃなしにいろいろ考慮した中で代えようと」と力を振り絞った左腕をねぎらった。

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