巨人岡本和真内野手(26)が球団史上3人目となる交流戦の「日本生命 最優秀選手賞」を受賞した。
全18試合に出場し、2位の打率3割8分3厘、1位の8本塁打と19打点で打撃2冠に輝いた。優勝チーム以外からの選出は、18年の吉田正尚(オリックス)以来、5年ぶり2度目となった。
初受賞した岡本和は「取れるとも思ってなかったですし、すごくうれしいです。セカパカクッションがすごく欲しかったので、それが一番うれしいです。(もらえるか)分からないですけど、もらえると信じて…」と笑みを浮かべた。
快音を響かせ続けた中でも、印象に残った一打は3日の日本ハム戦(東京ドーム)での自身初のサヨナラ適時打。同点の延長10回無死一塁、左翼線へのサヨナラ適時二塁打で試合を決めた。一塁走者の重信の激走にも助けられ、グラウンド上でナインにもみくちゃにされた、「全部がすごくうれしいので、どれがっていうのはないですけど、やっぱり重さんが走ってくれて、サヨナラヒットになった。僕としても初めてのサヨナラヒットだったのですごくうれしかった」と振り返った。
23日からはリーグ戦が再開する。主将で4番のMVPスラッガーは「選んでいただいたのもうれしいですし、残りの試合も頑張りたいなと思います」と引き締めた。
【交流戦MVP選手一覧】
05年=小林宏之(ロッテ)
06年=小林雅英(ロッテ)
07年=ライアン・グリン(日本ハム)
08年=川崎宗則(ソフトバンク)
09年=杉内俊哉(ソフトバンク)
10年=T-岡田(オリックス)
11年=内川聖一(ソフトバンク)
12年=内海哲也(巨人)
13年=長谷川勇也(ソフトバンク)
14年=亀井善行(巨人)
15年=柳田悠岐(ソフトバンク)
16年=城所龍磨(ソフトバンク)
17年=柳田悠岐(ソフトバンク)
18年=吉田正尚(オリックス)
19年=松田宣浩(ソフトバンク)
20年=中止
21年=山本由伸(オリックス)
22年=村上宗隆(ヤクルト)