ソフトバンクが4月21日以来、63日ぶりとなる首位返り咲きを決めた。

交流戦明けリーグ戦再開の初戦。昨季から5連敗中と苦しめられたオリックス山本を攻略した。

1点を先制された直後の初回。先頭中村晃が左前打で出塁する。2死二塁から4番柳田が同点の中前適時打を放ち、すぐさま試合を振り出しに戻した。「打席で集中力を継続して発揮することができた」と納得の表情だ。対山本には昨季を含めて10打席連続無安打。通算62打数10安打、打率1割6分1厘と苦手にするも、勝てば首位奪還の大一番で結果を残した。

1-1の2回には1死一塁から9番甲斐、中村晃、牧原大の3連打で2得点。なお1死二、三塁で近藤はきっちり中犠飛を決めた。リーグ最多タイ6勝右腕に、2回だけで今季ワースト失点となる4点目を奪った。試合前、藤本博史監督(59)は「「(山本を)一番いいピッチャー。大量点を取るのは難しい。取れるところはしっかりと取らないとね」と話し、その言葉通りの攻撃だった。

首位攻防3連戦を先取し、チームは今季最多の貯金「10」とした。

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