右肘痛からの復帰を目指していたヤクルト奥川恭伸投手(22)にアクシデントが襲った。

4日、埼玉・戸田球場で練習中に転倒し左足首を捻挫。その後、左足を地面に着くことが出来ず、スタッフに肩を抱えられながら球場を後にした。順調に推移していた1軍復帰プランの見直しは避けられない状況だ。

この日、最後の練習として組まれていたアメリカンノック中の出来事だった。同メニューを受けていたのは奥川1人で10本1セットのノックを2セットほど。左右に振られながら受けていた最中に左足が地面に引っかかり転倒した。

5日に病院に行き画像撮影などの検査を行う。池山2軍監督は「1軍復帰へ、ここまでうまく来ていて次の登板も期待大だっただけにね」と残念そうに語った。次回登板は白紙に戻さざるを得ない状況。1軍復帰の時期に支障が出る可能性について「もちろんそうだね。(近々には)投げられなくなる可能性も、分からないし」と述べた。

奥川は右肘リハビリ中だった昨年にも今回とは逆の右足を捻挫し、その際は復帰に1カ月ほどを要したという。仮に今回も同程度であれば、今月中にも可能性があった復帰時期は大きくずれ込む。

昨季、右肘を故障したが今年4月18日のイースタン・リーグ、ロッテ戦で385日ぶりに実戦復帰。ここまでファームで7試合に登板し0勝4敗、防御率6・49。最近2試合は6回97球、4回2/3で95球と多くの球数を投げ、昇格が迫っていた。高津監督も「もう少しかな。ここぞと思った時に行く」と話していた。

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