阪神は広島打線の勢いを止められず、痛い大敗となった。

「1番中堅」で出場を続けてきた近本光司外野手(28)が「右肋骨(ろっこつ)骨折」で試合前に出場選手登録を抹消。「1番二塁」に中野、「8番中堅」では島田が名前を連ねるなど、攻守の要を欠いて迎えた一戦だった。

だが、先発西勇がまさかの乱調で初回から4安打5失点。3回で今季自己ワーストとなる6失点を喫し、降板となった。7回にも3番手加治屋が西川に3ランを浴びるなど、広島打線の勢いに飲みこまれた。

打線も7回にノイジーの5号ソロで一矢報いたが、追加点は奪えなかった。

この敗戦で3位広島とのゲーム差は「2・5」に縮まった。今季全試合で出場してきたリードオフマン離脱のショックを払拭することはできなかった。