この日は“クレバウアー”だった。DeNAトレバー・バウアー投手(32)は知的に勝利のマウンドを一人占めした。

中4日で臨んだヤクルト戦(横浜)で9回4安打2失点、来日最多となる128球を投げ込んで2度目の完投勝利を収めた。対戦を熱望していた3冠王のヤクルト村上をナックルカーブで2三振を奪うなど完璧に封じた。前回登板は味方の拙守に“キレキレ”だったが、一転して頭脳的な投球を展開。自身5連勝で6勝目を挙げた助っ人の熱投で首位阪神に1・5ゲーム差とした。

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▼バウアーが今季2度目の完投勝利で6月3日西武戦から5連勝。DeNAの外国人投手でシーズン5連勝以上は17年に7連勝したウィーランド以来2人目になる。この日は1日中日戦から中4日で先発。バウアーは来日初完投勝利を挙げた6月14日日本ハム戦も9日オリックス戦から中4日。最近は「中4日先発」も「完投勝利」も減り、前回の先発から中4日以内での完投勝利をシーズンに2度記録したのは06年の黒田(広島)と福原(阪神)以来、17年ぶり。DeNAでは00年の三浦監督が7月16日阪神戦と8月20日阪神戦で記録して以来、23年ぶりだ。

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