巨人が球団ワーストタイの17三振を喫し、連勝は2でストップした。1点勝ち越された直後の7回、先頭の5番大城卓から連打と犠打で1死二、三塁とした逆転のチャンス。序盤から岡本和のソロ弾1本のみで、攻めあぐね続けたDeNA今永に対し長野、岸田の代打攻勢に出た。しかし、連続三振に打ち取られた。1点差のまま逃げ切られた原辰徳監督は「いい感じで5番、6番、7番も(犠打で)しっかり、いい場面はつくりましたね」。あと1本が出なかった。

息をのむエース対決の投手戦を打破できなかった。17三振は04年、19年に並ぶ3度目のワースト記録。ただ敗戦の中でも、4試合ぶりにスタメン復帰した中田翔が2安打。「2本打てたっていうのは、こういうバッティングしていたら本来の長打も出てくると思いますね」と、復調気配を感じ取った。

▼巨人が17三振を喫した。巨人の1試合17三振は04年8月1日阪神戦(相手投手の奪三振=金沢10、藤川3、ウィリアムス2、安藤2)、19年4月9日中日戦(大野雄11、谷元1、田島3、ロドリゲス2)に並び、1試合最多三振(9回試合)の球団ワースト。本拠地では初めてとなった。過去2度は17三振でも勝ったが、今回は黒星。

▼巨人は今永に15三振を奪われた。巨人が1人の投手に9回まで15三振以上を許したのは、62年7月22日金田正一(国鉄=延長11回の9回まで15個)、79年5月27日遠藤一彦(大洋=15個)、93年6月9日伊藤智仁(ヤクルト=16個)に次いで30年ぶり4度目。

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