侍ジャパン大学日本代表が最終戦で逆転勝ち。大会通算成績を3勝2敗とし、2大会連続20回目(米国24回)の優勝を飾った。1勝2敗と王手をかけられてから連勝を飾り、今大会で23回目となった米国開催では2007年以来、通算2度目の敵地Vとなった。

日本代表は初回、米国に1点を先制されたが、直後の2回表に反撃。無死一、二塁から6番広瀬隆太内野手(4年=慶大)の適時二塁打で同点に追いついた。さらに2死満塁から、9番進藤勇也捕手(4年=上武大)の三塁ゴロが相手の失策を誘い、一気に走者2人が生還して2点を勝ち越した。

投手陣も踏ん張った。先発の細野晴希投手(4年=東洋大)は5回3分の2を3安打2失点(自責1)。1-3の6回2死満塁から、3番手で武内夏暉投手(4年=国学院大)が救援。三塁手の失策で1点差に迫られたが、後続を中飛に封じてリードを守った。

日本は8回に貴重な追加点。1死一、三塁から、代打宮下朝陽内野手(2年=東洋大)の三塁ゴロの間に1点を追加。続く3番宗山塁内野手(3年=明大)の一塁ゴロが適時失策を誘った。さらに2死一、三塁から、4番西川史礁外野手(3年=青学大)が左越えの適時二塁打を放ち、6-2と点差を広げた。

9回裏は3連投となる常広羽也斗(4年=青学大)が5番手で、この4日間では3度目のマウンドに上がった。先頭に四球を与えたが、後続を3者凡退に抑えて、胴上げ投手になった。