広島が延長戦を制して連勝で4位巨人とのゲーム差を2・5に広げた。先発九里が5回1失点に抑え、6回からは継投策。中継ぎ陣6投手が最少失点でつないだ。11回2死二、三塁から坂倉が中堅前にはじき返して、2点を勝ち越し。さらに2死満塁から堂林の左中間への走者一掃3点二塁打で一挙5点を奪って、巨人を突き放した。試合後の新井貴浩監督(46)の談話は以下の通り。

-すごい試合

新井監督 すごい試合だったよね、本当に。まずは九里が中5日でしっかりと試合をつくってくれましたし、ブルペンも耐えて、耐えて、つないで、最後の勝ちにつながったと思います。

-早めの継投はプラン通りか

新井監督 もちろん、もちろん。今日は少々のビハインドの展開でもブルペン行くぞと伝えていましたので。

-延長11回は併殺で流れが止まりかけたところで1本

新井監督 よく打ちましたね、サク(坂倉)が本当に。初回からピッチャーを引っ張ってくれて、サヨナラのピンチでもすごい投手を引っ張ってくれていましたし、ワンバウンドもしっかり止めてくれて。前も言ったかも知れないですけど、捕手に戻って、彼にとっては大変なシーズンになると思ったんですけど、自分の想像をはるかに超えるペースで成長してくれているのでうれしいです。二人三脚でやっている石原コーチも、すごく喜んでいるんじゃないですか。

-西川離脱後に連勝

新井監督 今日も選手全員で勝ち取った勝利だと思う。龍馬の代わりというのはいないけど、そこに若い選手がどんどん出て力を付けてもらいたいなと思います。

-そういうチーム状況で、こういう展開の試合を勝ち切ったことが大きい

新井監督 大きいですね。いつも言っているけど、戦いながら強くなっていると思う。戦いながら成長していると思います。本当、野手にしても投手にしても球際が、開幕のころと比べて明らかに強くなっている。見ていてうれしいですし、頼もしい。

-11日に右前腕に死球を受けた菊池選手が代打出場

新井監督 明日また1日空く。その状態を見て、明後日(の出場が)いけるか判断したい。今日は(バットを)振れるけど、投げる方がきついということで。

-いい形で前半戦最後のカードを迎える

新井監督 そうだね。ラストカードになる。3つともいい投手が来ますし、1戦1戦、戦っていくだけ。