オリックスが前半戦ラストカードを3連勝で締めた。同一カード3連勝は、6月16~18日のヤクルト戦(神宮)以来今季2度目。首位を守り、後半戦に向かう。

先発の山下舜平大投手(21)が、初めて地元福岡で登板し、7回2安打無失点の好投で8勝目。0-0の6回1死一、二塁で、レアンドロ・セデーニョ内野手(24)が2戦連続となる決勝のアーチをかけた。

前半戦の総括会見に臨んだ中嶋聡監督(54)は「ケガ人も多く出ましたし、いろんな不調な選手もいましたし。なんとかやっているという感じです」と振り返った。

83試合で49勝32敗2分け。両リーグトップの9勝を挙げている山本由伸投手(24)を筆頭に、先発陣が勝ち星争いを繰り広げている。連敗も少なく、最長は5月17~20日の4連敗が1度だけ。要因を聞かれ「先発投手の力が大きいのかなと思います」と答えた。

離脱者を出しながらもつないできたリリーフ陣については「なかなか調子が上がらなかったんですけど、ここに来て少しずつですけど、整備できてるのかなと、ほんのちょっとですけど思います」。吉田正尚外野手(30)がレッドソックスへ移籍したが、チームの安打数、本塁打数、打点はいずれもリーグトップ。「最初から分かっていたことですし、その中で全員が、自分たちのレベルを上げるといいますか。そこが非常に、気持ちとして見えた気がします」。

オールスターを挟んで勝負の後半戦へ。「これからもっともっと苦しいゲームになりますし、展開的にプレッシャーがかかる部分があると思うんですけど。そこを本当に全員でやっていくしかない。3連覇は目指していたところ。そこにどれだけしがみついていくか。大きな連敗なしでいきたいなと思います」。いつも通り地に足着けて、この先を見据えた。【磯綾乃】

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