中日岡林勇希外野手(21)は74年ぶりの更新に期待がかかる25試合連続安打の球団記録にも意識せず、自然体で臨む。7日、横浜への移動を前に「どっちみちいつかは途切れる。記録とかは考えず、フルイニング出場を最優先にやっていきたい」とこれまでと変わらぬ姿勢を示した。

6日のヤクルト戦。第3打席で右前打を放ち、連続試合安打を「20」に伸ばした。球団では21年にビシエドらが記録している節目に到達した。8日からのDeNA(横浜)、広島(バンテリンドーム)と続く6連戦では49年、初代ミスター・ドラゴンズの西沢道夫が残した25試合連続安打の更新に注目が高まる。それでも「(連続試合や)ヒットの数より、フルイニング出場。そこはぶれないです。(数字は)あとからついてくるものなので」と淡々と話した。

昨季、プロ3年目で最多安打のタイトルを獲得した令和のヒットメーカーは「実質2年目」と自ら位置づける今季も7月以降、量産体制に突入。7月11日から今回の連続試合安打はスタート。7月は21試合で34安打、打率3割8分2厘。8月に入っても6試合で8安打、打率3割4分8厘とハイペースで安打を積み重ねている。

「1試合1試合、必死にやって終われば休んで状態を確認する。その繰り返しをする。それをどこまで維持できるかですね」。まずは8日のDeNA戦で99年井上一樹、06年福留孝介、20年アルモンテが記録している21試合連続に挑戦する。【安藤宏樹】

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