大阪に帰ってきても強い! 阪神左の代打の切り札、糸原健斗内野手(30)が決勝の適時二塁打を放ち破竹の8連勝を導いた。再三のピンチを美技や継投でしのぎ1-1で迎えた8回。ヤクルト清水から深々と右中間を破り、一走木浪を長駆生還させた。チームは両リーグ最速の60勝で、夏の長期ロード8連勝は藤本定義監督時代の1968年(昭43)に並ぶ球団記録。引き分けた2位広島とのゲーム差を6に広げ、京セラドーム大阪が沸き返った。

  ◇  ◇  ◇

▼阪神は3日中日戦から8連勝。夏の長期ロード期間中(高校野球開催中の甲子園以外での試合。他球場での主催試合も含む)では、68年の8連勝と並び球団最長となった。また、長期ロード初戦の10戦を9勝1敗は、63年の8勝1敗1分けを超え最高となった。

▼また、京セラドーム大阪が現在の球団名となって以降、長期ロード中のヤクルト戦は、初戦となった10年8月13日で負けたので、次戦から14連勝となった。

▼阪神の優勝マジック点灯最短日は15日で変わらず。広島またはDeNAを対象に、M29または30が点灯する。

【動画】ベンチ総立ち!阪神糸原健斗が代打決勝タイムリー 右中間真っ二つの痛烈ライナー