ヤクルト村上宗隆内野手(23)が出場選手登録され、即4番三塁でスタメン出場した。体調不良のため、18日に「特例2023」の対象選手として出場選手登録を抹消されていた。「試合は見ていました。(3連勝中で)勝っているんで負けないように頑張りたい。万全かどうかは分からないけど頑張ります」と語り、試合に臨んだ。

0-1で迎えた6回、貴重な役割を果たす。中村のスクイズで同点に追いつき2死一、二塁で迎えた打席。5回までチーム1安打に抑え込まれていた巨人先発山崎伊との対決でフルカウントまで粘り、四球を選んでチャンスを広げた。

続く5番サンタナが中前へ2点適時打を放ち3-1に。その打球処理を見極めた村上は一気に三塁を陥れ、6番オスナの左前打で生還し、貴重な4点目を生み出した。

離脱中だった18~20日の中日3連戦はヤングスワローズが活躍し、主砲の不在をカバー。3連勝中のチームに合流し、ともに勢いに乗っていきたいか問われ「はい、そうですね。雰囲気を崩さないように頑張りたい」と謙虚に語った。

その言葉通り、チームメートの活躍に自ら乗っかっていった。初回、巨人吉川が放った中堅への大飛球をフェンスギリギリでジャンピングキャッチした山崎へ三塁から万歳し、称賛。3回、先発小沢が山崎伊からチーム初安打となる右中間への二塁打を放った際はベンチで頭を抱えた後、両手を挙げて小沢をたたえた。3試合のブランクを埋めるべく自らムードを高めていった。【三須一紀】

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