春季2位の阪南大は、4番で169センチ、94キロの山口竜平内野手(3年=近大泉州)が4打数3安打4打点と大暴れした。3回に左前打、5回と6回に二塁打2本と自慢の力強さで長打を放った。
高校通算38発とパンチ力に優れた主砲。この日は、直球と変化球どちらも仕留めることができた。「ミスを恐れず積極的に行くことが好調の要因」と語ったが、中学時代の苦しい経験が今の山口の基盤だ。「今でも自分が一番下手やと思って練習しています。ほんまに試合に出られていなくて、あの頃は、周囲のレベルに追いつけずにボール拾いとか(練習の)見学ばかりしていました」。その背景から高校進学時は、野球をやめようか悩んだが、当時のコーチから「まだまだできる。やってみ」と後押しされ、その期待に沿いたいとバットを振り続けた。
垣下真吾監督(31)は、「うちのムードメーカーとして、勝負強くなってくれた。マスコットキャラクターみたいな存在ですね」と笑みを浮かべた。
「下克上」のスローガンのもと、チームは18年春以来の優勝を狙う。【中島麗】



