虎の胴上げ阻止に巨人の「リベンジャーズ」が立ち上がった。12日からの阪神3連戦(甲子園)、先発として先陣を切る山崎伊織投手は言った。「前と同じ展開にならないように頑張りたい。ランナーを背負った時にどれだけギア上げて、丁寧かつ大胆にしっかり投げられるか」。甲子園のマウンドは2回1/3を8安打8失点と打ち込まれた4月27日以来。それ以来の阪神戦に文字どおり、リベンジを期した。

初戦負ければリーグ優勝が完全消滅する。さらにカード負け越しとなれば、2位広島と3位DeNAの結果次第で、胴上げを目前で見せつけられる可能性も出てくる。「自分たちのチームのこと考えれば、簡単に負けられない試合が続く。そのために投げようと思う」。ピンチこそ力を発揮し同じ失敗は繰り返さない。甲子園での借りは甲子園で返す。

2戦目は前回登板の2日DeNA戦で1回5安打3失点で降板した横川。続いて前半戦未勝利の赤星が控える。いずれも雪辱に燃える男たち。4位に甘んじる一方、3位DeNAと1・5ゲーム差、2位広島とは4・5差で、まだまだ射程圏内。リベンジを追走の原動