オリックスの中嶋聡監督(54)は、先発・東晃平投手(23)の6回2死まで完全試合継続にベンチ内での心境を明かした。

東に関して「よく投げた」と話しながら、途中まで完全試合が続いていたことに「やめて!ってぐらい焦りましたよね。当然のごとく、ノーヒットノーランのときはドキドキ感が怖い」と苦笑いを浮かべた。

9日ロッテ戦では山本由伸投手(25)がノーヒットノーラン。10日ロッテ戦では宮城大弥投手(22)が4回まで無安打と先発の好投。この日は中嶋監督も「頑張れと思いながら、ないやろと思いながら」と複雑な心境で試合を見つめた。

昨年のデビューから期待している1人とし、「投げる度に成長している。本当は今年の最初から、使いたかったんですけど。ちょっと整わなかった。今になって整った感じですね」と好投に目を細めた。