ロッテ佐々木朗希投手(21)の次回登板が、17日の西武戦(午後1時開始、ベルーナドーム)に正式決定した。吉井理人監督(58)が15日、「日曜日にいけそうです」と明かした。ベルーナドームはプロ初登板となる。

10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で左脇腹肉離れから48日ぶりの復帰登板を果たした。球数を制限する中で3回45球を投げ、2安打2奪三振1失点。今季初めてパ・リーグ球団から黒星を喫したが、上々の発進だった。指揮官は、その後の体調を確認しながら登板間隔を中6日か中7日で模索していたが、中6日の決断は順調な回復の証しだ。球数については「次も、ある程度リミットを決めてやろうと思います。徐々に増やしていきたい」との意向も示した。

西武戦は過去4試合に先発登板し、2勝0敗。今季も7月5日に8回5安打11奪三振無失点の好投で、勝ち投手となっている。今季レギュラーシーズンは残り20試合。首位オリックスとの差が広がった一方で、クライマックスシリーズ(CS)出場権争いは混戦となってきた。最速165キロ右腕の復調が、CS進出や突破のカギを握る。【鎌田直秀】