オリックスが2位ロッテとの直接対決を制し、優勝へ“王手”をかけた。優勝マジックを「2」とし、20日の同戦に勝てばリーグ3連覇が決まる。

先発の東晃平投手(23)が7回5安打1失点の好投で、昨年のデビューから無傷の7連勝とし球団新記録を樹立した。今季は初先発した7月30日の日本ハム戦(エスコンフィールド)から6勝0敗。大事なシーズン終盤戦で、頂点への大戦力となっている。

打線は初回2死満塁から、ゴンザレスの三ゴロの間に先制すると、続く杉本が左翼フェンス直撃の二塁打で追加点。1点差の6回にはセデーニョの中前適時打で3点目を挙げた。

最終回のマウンドには、この日1軍復帰したばかり平野佳が登板。安田にソロ本塁打を浴び、1点差に詰め寄られたが守り抜き、接戦を制した。

リーグ連覇中のオリックスだが、ホームでの満員の観客の前で優勝の瞬間を迎えたことはまだない。25年ぶりにリーグ制覇を成し遂げた21年は、チームの全日程が終了したあとに優勝が決定。無観客の京セラで楽天-ロッテ戦の中継を見守り、その瞬間を迎えた。連覇を果たした昨年は、敵地・楽天戦で勝利し胴上げ。 勝てば3連覇となる今年は中嶋監督体制で初めて、本拠地でその瞬間を迎えられるか。

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