DeNAが“執念”でヤクルトに勝利し、三浦大輔監督が球団史上7人目の通算200勝目を挙げた。

同点の9回1死二塁、ソトが田口から決勝の14号2ラン。2位広島との1ゲーム差を死守し、2位の可能性を残した。三浦監督は「ソトの執念ですよね。全員の気持ちが乗り移ったようにソトが決めてくれた」と興奮気味に話し、節目の勝利には「選手たちが頑張ってくれたおかげ」と感謝した。

継投にも“執念”は表れた。先発今永が6回2失点と粘投し、同点の7回からは前夜の阪神戦で回またぎした伊勢を投入。1死一、二塁のピンチでは上茶谷が好救援し、回またぎの8回も無失点に抑えた。三浦監督は「リリーフ陣も連日、最高の仕事をしてくれた」と称賛。上茶谷は「何とか抑えようという気持ちでした」と汗をぬぐった。

試合後は、勝利投手の上茶谷大河投手と三浦監督の間でウイニングボールを巡って、ジョークが飛び交った。上茶谷から記念球を渡されそうになったが、三浦監督は「(上茶谷の)最後のウイニングボールかもしれないから」と“拒否”。上茶谷は「スタンドに投げそうになってました。すみません」と冗談で返した後、笑顔で渡した。三浦監督は「飾らせてもらいます」と大事に握り締めた。【久保賢吾】

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