DeNAが、14日から始まる広島とのCSファーストステージ(マツダスタジアム)に向け、東克樹投手(27)、今永昇太投手(30)の左腕2人を1、2戦目に投入することが5日、分かった。

奇襲は仕掛けず、今季16勝を挙げ、最多勝&最高勝率の2冠を達成した東、エース今永を立て、2連勝での突破を目指す。

両左腕ともに、相性の良さをデータが証明する。対広島は東が6試合で4勝0敗、防御率1・84。今永は5試合で1勝1敗、防御率2・61と安定する。舞台となるマツダスタジアムではさらに数字が良く、東は3試合で2勝0敗、防御率1・23、今永は3試合で1勝0敗、防御率2・00と抑え込んだ。

3戦目にもつれ込んだ場合は、大貫とともにバウアーが復帰するプランも検討される。右腸腰筋遠位部損傷でリハビリ中だが、1日にはライブBPに登板。三浦監督が「まだリハビリ中ですけど、良くはなってるとは聞いています」と話したように、驚異的な回復力で今後の調整次第では間に合う可能性も浮上した。

勝負の短期決戦に向け、万全な調整プランも用意された。9日に社会人野球のセガサミーとの練習試合が予定され、今永が先発予定。10日にはENEOSとの練習試合が組まれ、大貫が先発する。足の張りで3日に抹消された森原も登板する見込み。横浜スタジアムを舞台に無料の有観客で実施し、本番を想定した調整が行われる。

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