ロッテ佐々木朗希投手(21)の復帰登板は見通し立たず。

楽天戦の雨天中止が決定した9日、楽天モバイルパークのブルペンで投球練習を行ったが、見守った吉井監督は「やっと投げられるようになった感じなので。たぶん、本人の中で頭と体が一致していないと思うから」と現状を明かし、天気同様に曇り顔だ。

10日に順延となった4位楽天とのCS争い最終決戦も、1軍登録はしない方針だ。引き分け以上で突破が決まるが「CSにいけないことはないと思うんですけれどね…。明日の様子を見てからかなと思います」。14日開幕のCSファーストステージで復帰の可能性にも歯切れは悪く、厳しい状況を示唆した。

佐々木朗は左脇腹肉離れから復帰3戦目の登板予定だった先月24日、発熱などの体調不良により登板を回避。同30日からはチームの練習に合流しているが、「特例2023」対象選手として登録を抹消されたままだ。この日は小雨が降る中で、佐々木千と遠投を含めてキャッチボールを行った。ブルペン入り後はトレーナーに付き添われながら、ダッシュなどを繰り返して調整。チームメートと談笑するなど、表情は少しずつ晴れてきた。【鎌田直秀】

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