ロッテが崖っぷちに立たされた。先発陣の駒不足により、救援陣で1試合をつなぐCS史上初の「ブルペンデー」を選択。0ー0の8回、5番手の西村がオリックス若月、代打の頓宮に連続適時打を浴び、力尽きた。打線もオリックス投手陣を打ち崩せず、完封負け。これでオリックス相手にアドバンテージを含め1勝3敗。10年以来の日本シリーズ進出へ向けて、残り最大3試合は3連勝だけが条件となった。吉井理人監督(58)が佐々木朗希投手(21)の現状も含めて試合後に受け答えした一問一答は以下の通り。
-ブルペンデーで粘った
吉井監督「立ち上がりピンチだったが、よく粘って最後の最後まで勝つチャンスをみんなでつくれたかなと思います」
-試合前、投手陣に何を話した
吉井監督「今回も、どういう場面で出るよというのを伝えに行きました」
-2番手の中森、3番手の国吉は複数イニングでという当初のプラン?
吉井監督「そうですね。2人で5イニング行ってくれたらなと思っていたので。中森が2イニング、国吉が3イニングになるかもしれないし、(先発した)沢村含めて6イニング行ってくれたら最高だなと思っていたので。3人で5イニングでもしょうがないかなと思っていたんですけど、一番いい6イニングを投げてくれたので助かりました」
-8回に登板した5番手の西村はピンチで2死までこぎ着けたが
吉井監督「しょうがないです。西村は、ああいう場面でいつも抑えてくれていたんですけど、今回はやられてしまいましたけども、これはもうしょうがないです」
-2死三塁の状況で、一塁も空いていた。もっとストライクゾーンを広くという思いも
吉井監督「いや、次のバッターを考えると若月勝負で良かったと思う。ただ、本当に打球が、飛んだコースが悪かったので、本当にしょうがないです、勝負なので」
-あと1本が出なかった
吉井監督「と言うよりも、これはずっと課題なので、マリーンズは。ヒットは出るけど、点が入らないという。今シーズンは結構多かったので、そこが今日出てしまったので、またみんなで頑張って改善できるようにやっていきたい」
-ブルペンデーでも、いつもと変わらず中継ぎ陣がきっちり仕事が出来る理由は?
吉井監督「分からないです。選手たちが頑張っているからだと思うんですけど。あとは、こちらで出番を分かってもらえるように指示するのが良いのかなと思っています。ここからここまでですよと」
-今日からチームに種市と森が合流した。今後の使い方は?
吉井監督「2人とも明日出る要員として考えている」
-明日以降は勝っていくことだけが日本シリーズ進出の条件となる
吉井監督「何も変わらないです。種市が、ちょっとぶっつけ本番になってしまうんですけど、彼はやる気出してくれているんで、彼のピッチングをしてくれたらと思います」
-佐々木朗の現状、CSファイナルステージでの登板見通しについて
吉井監督「今、本当にギリギリなので。明日、彼と話して行けるなら行ってほしいですけど、そこはこっちが判断したいなと思います。朗希は行く気満々でいるとは思うんですけど、明日、体を見た時に決めようかと思います」