日本球界のエースが「ラスト先発」に臨む。オリックス山本由伸投手(25)が、4日の日本シリーズ第6戦(京セラドーム大阪)に先発する。

第1戦では阪神打線に攻略され、まさかの自己ワーストタイ7失点で敗戦。チームも2勝3敗と王手をかけられ、2年連続の日本一へ負けられない大一番だ。今オフにポスティングシステムでのメジャー移籍が濃厚とされる右腕。虎を圧倒する快投で“有終の美”を飾れるか。

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◆渡米直前のシリーズ登板 大リーグ挑戦の前年に日本シリーズで登板した投手は過去8人いる(長谷川滋利、吉井理人、石井一久、岡島秀樹、上原浩治、高橋尚成、田中将大、山口俊)。8人のうち上原と山口を除く6人は日本一を手土産に渡米した。渡米前のシリーズ最終登板で勝利投手になったのは01年石井(ヤクルト)だけ。石井は近鉄との<1>戦で8回を1安打、無失点、12奪三振の快投。13年田中(楽天)は巨人との<7>戦でセーブを挙げ胴上げ投手になった。

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