オリックスは2年連続の日本一に及ばなかった。

第2戦で好投した宮城大弥投手(22)が4回にノイジーに3ランを浴びて先制を許す。5回2死一、三塁とピンチを招いたところで比嘉幹貴投手(40)に交代。だが3連打を浴びて3点を追加されてリードを広げられた。野手も試合をひっくり返すことはできず、7戦目で力尽きた。

シーズン終盤に左足甲を骨折した頓宮裕真捕手(26)やCSファイナル最終戦で左足首を負傷した杉本裕太郎外野手(32)ら負傷者も出る中で日替わりオーダーを組んでパ・リーグ王者の意地を見せた。

守備でも遊撃手の紅林弘太郎内野手(21)、二塁手のマーウィン・ゴンザレス内野手(34)、三塁手の宗佑磨内野手(27)らが好守を連発。何度もピンチを救った。

今オフにポスティングシステムを使ってメジャー移籍を目指す山本由伸投手(25)は第1戦で自己ワーストの7失点と打ち込まれながら、第6戦ではリベンジ。日本シリーズ最多の14奪三振を記録するなど1失点完投勝ち。東晃平投手(23)は球団初となる育成出身投手の日本シリーズ先発勝利で貢献した。

中嶋聡監督(54)が就任した21年以降はリーグ3連覇。22年には日本一に立った。59年ぶりの関西シリーズでは阪神と互角の戦いも、あと1歩及ばなかった。