阪神が激闘を制し、38年ぶりの日本一をつかんだ。

相手先発は第2戦で6回4安打無失点と抑え込まれた左腕の宮城。この日は虎のクリーンナップが牙をむいた。0-0の4回1死一、二塁。5番ノイジーが左翼へ、待望の先制3ラン。ライナー性でぶち込んだ。第6戦でも山本から先制弾を放っており、2試合連続の1発で主導権を握った。

5回にも2死一、三塁の好機を演出。ここで宮城は降板となったが、勢いは止まらない。代わった2番手比嘉から3番森下、4番大山、5番ノイジーが3連打。リードを6点に広げ、大きな追加点となった。

投手陣も総力戦でリードを守り抜いた。先発青柳晃洋投手(29)は5回途中4安打無失点。走者を出しても三塁を踏ませない粘投でリードを守りぬいた。5回2死一、三塁の場面で2番手島本が登板すると、宗を左飛に打ち取って火消しに成功。6回からは第3戦で先発した伊藤将司投手(27)が3番手として登板。先発もリリーフも関係なく、全員で守り抜いた9イニングだ。 今季の開幕戦も京セラドーム大阪での戦いだった。快進撃が始まった場所で、悲願を達成した。

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