にんにくパワー!? で1年目からインパクトを残す。

楽天6位指名の青学大・中島大輔外野手(22)が7日、神奈川県・相模原市内の同校で指名あいさつを受けた。

「(球団からは)特別何か変えるわけでもなく今まで通り頑張ってほしい」と伝えられた。「日本代表でキャプテンをやっていたところも評価していただいたので、うれしかったです」と少しずつプロ入りの実感が湧いてきた。

50メートル5・96の快足を飛ばす中島は、主に1番打者としてリードオフマンを全う。チームの主将をつとめ、日米大学日本代表でも主将に選ばれるなどキャプテンシーを備える。今秋のリーグ最終戦では、リーグ2連覇を決定づける満塁弾。6月に行われた全日本大学選手権の準々決勝でも、満塁アーチを描き、大舞台での勝負強さを発揮してきた。

囲み取材後、報道陣に向けて「にんにく臭くなかったですか」と心配の表情を浮かべた。前日オフに焼き肉を食べに行った際、にんにくをたくさん口にしたという。部坂俊介スカウト(49)から清涼菓子を何粒か渡されるなど、ほほえましいやりとりが行われた。部坂スカウトは「キャンプ初日でバスに乗る時、にんにく臭かったら絶対に『臭!』ってなるはずなので、そこでインパクトを与えて」と冗談交じりに話した。

後関昌彦スカウト部長(60)は、中島の積極性を高く評価している。全国大会など初見の投手に対しても、初球を迷わずフルスイングする姿を見てきた。「ガンガンいける。こういう選手ってプロの競争でも勝負していけるんじゃないかなって」と攻めの打撃に期待を込める。

ちなみに名字の読み方は「なかしま」。よく間違われると笑うが、名前を覚えてもらえるように。「もちろん1年目からレギュラー取るくらいのつもりで。将来的には3割を打てるバッターを目指したい」と抱負を口にした。

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