DeNAタイラー・オースティン外野手(32)が19日、通訳から教わった日本のことわざを引用し、来季の完全復活を誓った。

この日、球団から来季も契約を結ぶことを発表。3年契約最終年となる来季に向け、球団を通じ、決意を語った。

「通訳から日本には「雨降って地固まる」ということわざがあると教えてもらいました。私自身としても、やり残したことがまだまだあると思っています」

オースティンは今季、右肘手術の影響で開幕から出遅れ、22試合の出場で打率2割7分7厘、0本塁打、6打点。交流戦で右肩を痛め、リーグ戦再開以降は2軍でリハビリに専念した。9月20日に帰国し、米国で「右鎖骨遠位端切除術」の手術を受けた。

「今シーズンも残念ながら、私にとって非常に悔しいシーズンとなりました。昨年行った右肘の手術から復帰し、交流戦に間に合わせることができましたが、交流戦でのとあるプレーで肩を負傷していまいました。復帰した矢先の再負傷ということもあり、正直くじけそうになる時が何度もありました」

昨年は、シーズン開幕前に右肘の違和感を訴え、4月に右肘のクリーニング手術。リーグ後半戦から1軍に合流し、代打のみで38試合に出場し、打率1割5分6厘、1本塁打、3打点に終わった。完全復活を期した今季もケガに泣いたが、ファンの存在が心を奮い立たせた。

「ベイスターズファンの皆さまからの心強い応援を力に変えて、今はアメリカのリハビリ施設で日々リハビリを続けています。以前よりも強くなって帰ってきて、最高のベイスターズファンの皆さまと悲願の日本一が達成できるように頑張ります!」

この2年、チームは一時は優勝争いに加わりながら、優勝を逃した。26年ぶりのリーグ優勝に向け、オースティンの活躍は不可欠となる。

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