東都大学野球の青学大は21日、東京・青学キャンパスで東都大学リーグ秋季優勝、明治神宮野球大会の結果報告会が行われ、安藤寧則監督、高橋朋一部長、硬式野球部選手が参加した。

集まった学生、応援団の前で、楽天ドラフト6位で主将の中島大輔外野手(4年=龍谷大平安)らがあいさつ。「4冠というのは達成できませんでしたが、その思いは、後輩たちに任せて。必ずやってくれると思うので、これからも応援をよろしくお願い致します。1年間、ありがとうございました」と、あいさつすると、たくさんの拍手がおくられた。

前日、明治神宮大会決勝では慶大に敗れ、選手たちは寮でミーティングの後、食堂に集まり、思い出話しに花を咲かせた。広島ドラフト1位の常広羽也斗投手(4年=大分舞鶴)は「捕手の渡部と『今までありがとうな』と、話していて、ちょっと泣きそうになりました。自分、あまり泣きそうになることはないんですけどね」と、特別な思いが込み上げた。

渡部海捕手(智弁和歌山)は1年生ながら春から正捕手に座り、球を受け続けてくれた、いわば戦友。「この1年間のキツかったことや、しんどいときにずっと一緒に立ち向かった仲間。来年以降も頑張って欲しい」と、エールを送った。