阪神富田蓮投手(22)が、新人投手から唯一参加したパレードを振り返った。

パレード中は、自身の名前が書かれたタオル探し「見つけました(笑い)。見つけるのに必死でした」とうれしそうに明かした。

虎党の声援とともに刺激を受けたのは、人一倍黄色い歓声を浴びた同期森下翔太外野手(23)の姿だ。「同じ号車で、レベルが違うぐらいすごかった。ああいうのを見て、もっと来年は頑張りたい」と力を込めた。

今季は1軍で9試合に登板し、1勝2敗1ホールドポイントで、防御率は4・50にとどまった。新人として中継ぎで開幕1軍入りを果たし、6月に先発転向後は2度先発登板の機会があったが、勝ち星はつかめなかった。

先発起用で期待がかかる左腕は、「先発にもっと力を入れてやっていきたい」と来季に向けて意気込んだ。【中島麗】